何をするの?
こどもの腕の長さ(裄:ゆき)に合わせて、浴衣(きもの)の裄の長さを短くしましょう♪
肩の位置で生地をつまんで縫います。
■ミシンで縫う方法
■手縫いの方法
どちらも紹介します♪
before
after
右肩…ミシンで肩揚げ
左肩…手縫いで肩揚げ です。
お好きな方法を選んでくださいね。
step1. 羽織ってもらって測る
お子さんにきもの・浴衣を羽織ってもらって、
背縫いを背中の真ん中に合わせた状態で測ってね
もし可能なら、腕をななめ下におろしてもらった状態で測れるとなおgood♪
目安として
・きもの…袖で手のくるぶしが隠れるくらい
になるように袖を折り上げてみてね。測ったら数値をメモしておこう。
(長さを調節しようと羽織ってもらっている間、小さい子は動いちゃうので大変ですね )
(場合によっては)ついでにやっちゃおう
何度も羽織ってもらうのが難しい場合、着丈の長さも見ておこう。
短くする場合はどのくらい短くするか折ってみて数値をメモしておこう。
目安
・浴衣…裾が足のくるぶしくらい
・きもの…裾で足のくるぶしが隠れるくらい
腰揚げ方法くわしくはこちら♪
-
浴衣・きものの腰揚げ・腰上げのしかた
何をするの? こどもの身長に合わせて、浴衣(きもの)の長さを短くしましょう♪ 腰の位置で生地をつまんで縫います。 ■ミシンで縫う方法 ■手縫いの方法 どちらも紹介します♪ 初心者さんにわかりやすく、と ...
続きを見る
step2. 待ち針を打つ
待ち針を6~8本とものさし(定規)・アイロンを用意してね!
羽織っていたきもの・浴衣を脱いでもらってね。
まずはみごろの後ろ側をおもてにして、まっすぐととのえて置いてね。とくに肩~肩甲骨付近 部分をまっすぐビシッと置いてね。
肩山にアイロンを一瞬さっとあてて、肩山のすじ(折り目)を強調しておこう。
(これで、あとでとっっても楽になる)
そして、肩山付近で背の中心~袖とみごろの境界(=肩幅・肩巾)を測り、その長さの半分の位置で待ち針を打つよ。
打つのはさっきつけたアイロンのすじ(折り目)ぎりぎり(=肩山ぎりぎり)の高さでね♪
で、この長さを Acm として、
次は袖が付け終わっている高さで、背の中心から Acm の位置で待ち針を打つよ。
そしたら今打った待ち針の左右1.5cmずつ離れた位置に、待ち針を打つよ。
肩山のほうでは、1番目に打った待ち針の左右に、step1で測った短くしたい長さの半分の長さをとって待ち針を打つよ。
この長さを Bcm とするね。
ここからは両手を使うよ。
図のようにそれぞれ真ん中の待ち針を抜いてしまって、
残りの4本、さくさくっとみごろの前側にまっすぐ貫通させるよ。
深く刺しておいてね。
そしたら図のように袖が付け終わっている高さの待ち針2本に対して、みごろ前側から同じ位置(刺し穴)で待ち針を刺し返す♪
わかるかな?
刺した?
そしたら後ろ前双方から刺し合わさっているところを、
そーっとゆっくり引き離して、
ぶらんぶらんになった針4本をそれぞれの場所で仮どめしておいてね。
次でほぼラスト!
えり側(体の中心側)の待ち針で、
(画像だと濃いピンクの待ち針3本)
図の①~③のように、袖側の待ち針の刺し穴に刺す(通す)よ。
どういうこと?
直前のステップ、わかったかな?
1か所に注目して説明するね。
えり側(体の中心側)の待ち針の仮どめを外して、
袖側の待ち針の刺し穴に刺す
袖側の待ち針を抜いておく。
ここで待ち針の上に出来た生地のお山をつまんで、折り山にするよ。
↓つづく
そして折り山に垂直になるようとめる。
こんな感じよ♪
計3本あるから、同じように折り山に垂直になるようとめてね。
コツ
真ん中(肩山)の待ち針を上手に打つコツ
step2の最初に付けた肩山のアイロンすじ(折り目)があるので、そのすじに平行になるように待ち針を打つと、結果的に折り山に垂直になるようにとめられるよ。
◆補助的な1本を打つ◆
みごろ後ろ側の待ち針2本の中間に1本追加しておくよ。
折り山からは Bcm の位置だよ♪
待ち針打ち、終了♪
出来上がりはこんな感じ♪
step3★. 縫いとめる(手縫いの場合)
あとは縫うのみ!
待ち針を打った間を手縫いしていくよ♪
(まっすぐ縫えるか不安な場合は、布用の後で消えるペンなどで線をひいておこう♪)
(スタート・ゴールは逆でもOK)
イメージとして右から
まっすぐななめに一直線に縫って、
↓
ちょっとの距離まっすぐ一直線
↓
ペンギンカーブ
(なだらかにまがる)
2本どりにした縫い糸で縫っていこう。玉結びして始めるよ。
(からまるのが不安な場合は最初から長い糸で始めずに、短めに切って少しづつ縫いすすめよう。)
縫うライン上のすこし進んだ位置から刺して出て
最初の待ち針の位置に戻るように刺しいれて、進行方向に向かって針を出していくよ。
縫い目は短くちょんちょん(ちょっと空けて)ちょんちょん
・・ ・・ ・・ ・・
のように縫うよ♪
縫い目とコツ
縫い目
縫い目は表は短くちょんちょん(ちょっと空けて)ちょんちょん
・・ ・・ ・・ ・・
のように縫うと、
裏はすーちょん、すーちょん
・ ―― ・ ―― ・ ―― ・ ――
というふうになるよ。
コツ
普段の縫いかたより気持ちゆるめに縫おう。
裏の『すー』部分の糸が少し浮くくらい。
こんな感じ。
肩山まで縫えたよ。
次の待ち針までまっすぐ縫いすすめて、
そしてペンギンカーブ♪♪
ポイントは、急にガクンと曲がらないっていうただそれだけ♪
なだらかに、ゆるやかに♪♪
裏で玉どめしておこう♪
図のようにちょっと戻って玉どめしておくと、お子さんが着て浴衣に力がかかった時に糸が抜けにくくなるからおすすめだよ。
手縫い肩揚げ出来上がり
※工程は右肩で説明しましたが、この出来上がり画像は左肩です。
左右対称になりますので、ご参考ください。
両肩とも終わったら肩揚げ完了!だよ♪
step3★. 直線縫いする(ミシンがけの場合)
あとは縫うのみ!
待ち針を打った間をミシンで直線縫いしていくよ♪
始めと終わりは返し縫いしておこう。
(まっすぐ縫えるか不安な場合は、布用の後で消えるペンなどで線をひいておこう♪)
イメージとして右から
まっすぐななめに一直線に縫って、
↓
ちょっとの距離まっすぐ一直線
↓
ペンギンカーブ
(なだらかにまがる)
出来上がりはこんな感じ。
ミシンがけ肩揚げ出来上がり
両肩とも終わったら肩揚げ完了!だよ♪