補記

【ミシン使用】脇・おくみの縫いしろのおさめかた

2020-02-27

何をするの?

脇の縫いこみをこのようにおさえます。
生地表面にはポツポツと糸が見えます。

おくみを付けた後のみごろの縫いこみをおさえる時にも使えます。

おさめないとダメ?

そんなことないよ。おさめなくても問題なく着用できるよ。
とにかくきものの形になればいいという時は、省略可能。

おさめるメリットは?

・浴衣の裏を見たとき、縫いこみがひらひらとならなくて、見た目がすっきりする
・洗濯後に縫いこみのみでクシャっとならないので、日常のアイロンがけなどのお手入れが楽になる

step1. 直線縫い

右脇を例にして縫っていくよ。
部分を矢印の方向から見てる図が続くよ。

ミシンの上糸の調子が弱くなるよう調節してね。
(私のミシンだと4→1に変更しています。下糸はそのままです。)

ミシン針が降りてくる間隔を調節しよう。
この直線縫いは後ではずしてしまうので、広めの幅に設定しよう。
(私のミシンだと4“最大幅”にしています。)

図のように脇の縫い線に平行になるように2枚(縫いこみとみごろ)重ねて直線縫いするよ。
縫いこみのふちから1cmほど入ったところを縫うとちょうどよくなるよ。
返し縫いは両端ともしないでね。(あとで はずす糸だから)

脇縫いの縫いどまりより1、2針長めに縫っておこう。

出来上がりはこんな感じ。

step2. アイロン2回

そうしたらこのヒラヒラしている生地のふちを手前に倒して、アイロンをかけていくよ。

ただまっすぐかけるのではなく、ミシン目をむくようにかけていくといいよ♪
むいた目の大きさが均一になるようにしてみてね。

裾までかけたら、アイロンをかけた両端を両手で持ってふわっと持ち上げるよ。
縫いこみよりも向こう側に生地全体がいくように置きなおすよ。

このように置けたか確認して、部分にアイロンをかけていくよ。(図に納まっていませんが直線縫いした端から端までです)

ここではアイロンをまっすぐ進めるよ。もう片方の手で生地にシワが出来ないように広げながら進めてね。

このように糸がぽつぽつと見えたらOK♪

脇縫いを割ったほう(裏)から見るとこのようになっているよ。
次はここにまつり縫いをほどこしていくよ。

step3. まつり縫い

いよいよまつるよ♪

ミシンの“まつり縫い”の機能が使えるようセットしよう♪
(私のミシンだと図のようなマークに目盛りを合わせています。)

“直線縫い”のときに弱くしたミシンの上糸の調子を通常の強さになるよう調節してね。
(私のミシンだと1→4に変更しています。下糸はそのままです。)

ミシン針が降りてくる間隔を調節しよう。

まつり縫いは生地表面から見るとポツポツと糸が見えるよ。(ページ上部の出来上がり画像を参考にしてね)
このポツとポツの間隔の広さを好みの幅に調節してね。(私のミシンだと4“最大幅”にしています。)

ミシンの押さえがねに対してこのように向けてセットするよ♪

ポイント①
2回目のアイロンでできた折れ目できちんと折れているか確認してね
生地が折れ目より飛び出ていたりふんわりしていたりすると、出来上がりのポツポツが大きくなったり生地にシワがよったりするよ。

ポイント②
普段 直線縫いが出来上がっていくラインに、最初に縫った荒目の直線縫いのラインを合わせるよ
まつり縫いをする間、このラインがずれないように意識して縫ってみてね。

直線縫いにそってまつり縫いをすると図のようになるよ。

step4. 直線縫いした糸を抜く

直線縫いの糸を外すよ。
生地表面に出ている直線縫いの糸(ミシン下糸を抜き取ると、もう一方の糸(ミシン上糸)も外れていくよ。

まつり縫いだけが残るよ♪
両端は玉結びしておこう。
生地裏面はこんな感じ。

生地表面はこんな感じ。

脇の左右2本づつ、合計4本まつり縫いするよ。

step5. アイロン1回

終わったらみごろの生地表面を出して、脇の(直線)縫いを山折りしてアイロンをかけておこう♪

-補記

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